IdeaPad S10e ファーストインプレッション

Posted by yuji at 2008-12-05 | | Track Back [2]

「レノボ・ジャパン ウルトラモバイルPC S10e」Touch&Tryブロガーイベントに参加して同日発表されてたIdeaPad S10eを少し使うことができたので、その使用感をレビューしたいと思います。
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ちなみに、IdeaPad S10eはレノボから発売される、ウルトラモバイルPC(ネットブック、小型パソコン等とも言われます)で、小型軽量、低価格が売りの製品です。また、レノボといえばThinkシリーズのように企業ユース向けが主流でしたが、IdeaPad S10eは完全に個人ユース向けに開発された製品となります。

この辺の状況はジャンクワードの森のイベントレポートで書いています。
IdeaPad S10eはLenovoであって、ThinkPadではない

IdeaPad S10eの基本スペック

まずは今回発売された、IdeaPad S10eの基本スペックを確認しておきます

製品名IdeaPad S10e
本体カラー白、ブルー、ピンク
OSWindows XP Home Edition SP3
CPU名称インテル Atom プロセッサー N270
CPU動作周波数1.6GHz
メモリ容量/最大容量1GB/1.5GB
対応メモリスロット2スロット
液晶サイズ10.1型ワイド液晶
液晶解像度1,024×576ドット(WXGA)
LAN機能10BASE-T/100BASE-TX
無線LAN機能ThinkPad IEEE802.11b/g、WiFi準拠
Bluetooth機能Bluetooth Version 2.0+EDR
キーボード日本語配列[84キー]
USBポートUSB2.0ポート×2
電源ACアダプターまたはリチウムイオンバッテリー
バッテリー駆動時間約 5.3時間
サイズ幅250mm x奥行き196mm x高さ22mm-36mm
重量(バッテリー装着時)約 1.38 kg

ウルトラモバイルとしては標準的な部類ですが、後発ということで市場ニーズを読んでもっとも需要の多い組み合わせにしたそうで、今後の展開によってはカスタマイズ対応もあるようです。

スペックも含めて、実際に触ってみて自分なりに気になるところがいくつかあったのでまとめます。

ストレージはHDDで十分

IdeaPad S10eのストレージはHDD160GB一本で、今のところウルトラモバイルでよく使われているSSDを選ぶことができません。

SSDは書き込み速度が速い、重量が軽い、消費電力が低いといったメリットがありますが、(同じ金額なら)HDDのほうが大容量のディスクが搭載できるので、コストパフォーマンスが高く見えます。

パソコンのヘビーユーザー向けの製品ならともかく、コンシューマー向けに製品を販売するのなら、大容量のストレージを採用するのは正解だと思います。

バッテリー時間は長いけど、重さを犠牲にしたかな

IdeaPad S10eのスペックの特徴として、標準搭載されているバッテリーでの駆動時間が5.3時間と他のウルトラモバイルパソコンと比較して圧倒的に長いことがあります。

駆動時間が長いのはありがたいですが、そのために6セルバッテリーという他よりサイズの大きい=重たいバッテリーを搭載しているので、本体の重さが1.36Kgとウルトラモバイルとては重たい部類になってしまいました。
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今後は軽量の3セルバッテリーの投入も示唆されていましたが、長時間駆動と軽さを両立させるのは容易ではないことがわかります(20万円以上の高価なパソコンはクリアしていますけど)。

重さ以上にバランスが悪い

重さはまあ許容範囲だったのですが(もちろん駆動時間を考慮すれば)、気になったのは手に持ったときのバランスの悪さですね。

本体の中でバッテリーパックの装着されている部分だけが突出して重たいので、どうしても荷重がバッテリーパック側によってしまい、一部分だけが重たく感じてしまいます。
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人間は見た目と重さのギャップを感じて、軽い、重いを判断してしまうので、バランスの悪いものは実際の重さ以上に重く感じてしまいます。

キータッチは問題ない

液晶サイズが10.1型と大型のため、キーの配列にゆとりがあるのでキーの間隔も十分あるし、キータッチ自体もそれほど気になるものではありませんでした。この辺はレノボのこだわりをしっかりと感じられる部分でしたね。
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残念ながらトラックポイント配備されていないので、ThinkPadファンからは不満の声も聞こえましたが、キータッチとは関係ないところですし、シリーズの違いを明確にするためには、こういった処置も必要ですよね。

タッチパッドの動きが軽快すぎた

トラックポイントがない分アクティブに使われるのが、タッチパッドなんですが、手元に置いてあった機種は反応が良すぎて自分の狙ったところよりも先に動いてしまう感じがありました。
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実際に動かせる時間が短かったので、設定なのか使用なのか判別はついていませんが、IdeaPad S10eのタッチパッドにはこの他に、マルチタッチピンチ・イン/ピンチ・アウト、カイラル・モーションといった特殊機能もついているので、動きは気になるところです。

Ctrlキーの位置はともかくサイズが小さい

以前から、ここにはこだわりがあって、参加した友人や顔見知りのレノボの方からも「また~」と言われてしまいましたが、やっぱり「Ctrl」気になりますね。。。
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しかもIdeaPad S10eは「Ctrl」キーが左から2番目にあるだけでなく、明らかに「Fn」キーより小さく作られています。場所は百歩譲ったとしても、使用頻度を考えるとこのサイズの違いはかなり痛いところです。

なんで、こんなサイズになったのかホントわかりません。

モニタの開く角度が少し小さい

これはなんとなく気になってしまったレベルなんですが、IdeaPad S10eはバッテリーの装着の有無にかかわらず液晶モニタがここまでしか開きません(正確な角度は不明)。
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実用的には必要十分なのですが、角度で何度とは言えないですが、もう一声奥に傾いてくれると使い勝手がよくなるように感じました。

Lenovoクイック・スタートは微妙

IdeaPad S10eにはLenovoクイック・スタートという、OSが起動するよりも前にブラウザやメールなど特定のアプリケーションだけが使える機能が備わっています。
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起動は確かに早いですが、使えるアプリケーションが限定されているのとLenovoクイック・スタート中に使える解像度が低いなど、ほんと簡易機能としかいえません。

利用シーンはイメージできなくもないですが、Lenovoクイック・スタートをつけるよりもOSの起動を速くするような対策のほうが重要な気がします。

トータル評価は及第点

ウルトラモバイル市場には後発で入ってきていて、市場調査もかなり綿密に行ってきたので、製品の完成度は高いと思いますが、重量や入力系に若干不満が残ったのが残念ですね。

また、レノボから出すノートパソコンとうと、どうしてもThinkPadとの比較になってしまい、相対的に厳しい評価になってしまうのも致し方ないかな・・・

ただ、本当にウルトラモバイルしてはいいので、ThinkPadの魅力(魔力?)を意識しないで、純粋にウルトラモバイルPCを検討するのであれば、候補に入れておく価値は十分あるパソコンだと思います。

と、結構書いてみましたが、あくまでのイベントの中で数十分触っただけの印象なので、勘違いしている部分や使ってみると変わってくる部分もあると思います。今回もモニターに応募して、レノボさんとしては参加者全員にモニターさせてもらえるようなので、また実機を手にした時に色々確認したいと思います。


群雄割拠のウルトラモバイル市場も、この辺でなんとなく一巡&一段落した感じですね。そうなるとこれからは特徴のある製品がどんどん出てくると予想されるので選ぶ方としては楽しくもあり、難しくもなってくると思います。



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